さて今回は 「パソコン作業、どんな姿勢がよい姿勢?」です。
来ていただいている方の大半の方が、パソコン作業や仕事によりその体をむしばまれているようです。。。今の時代のパソコンでのデスクワークの需要が著しいという象徴なのかもしれませんが、パソコンがどれだけの悪者なのか、恐ろしい限りです。
その切り離すことのできない(悪者の)パソコン作業からのダメージを、要領によりできるだけ軽減させていきましょう。
以前一度「目の肩こり体操」を挙げましたが、パソコン編第二弾ということにしましょう。
みなさんはパソコン作業中、どんな姿勢をとられていますか?
- 背中はまげて
- 肘は台につき
- 足は遠くへ投げ出し
- 頬杖をついて(顎杖ではない)
- 上目づかいになる
そのように、いかにも態度が悪く仕事されている方はあまりいませんよね。
- 背中は伸ばして
- 肩は引いて
- 足は揃えて
- 肘はつかず
- 真っ直ぐモニターを見る
といった感じでしょうか。
とても立派な感じですね。
『見本の姿勢』という感じがします。
しかし
身体にとっては前者の方が良いのです。
もちろん前者の姿勢で仕事をしたらと勧めているわけではありません。
ちょっとは大げさにお話をしているのですが、騙されたと思ってためしにやってみてください。
まず肘を台に突くためには、
体の重心がだいぶ前に傾く必要があります。
そのために骨盤・腰の付け根はしっかり起きてくるのです。
逆に肘が台につかない状態では骨盤は多少なりとも後ろに寝た状態になっています。
骨盤が後ろに寝た状態で背筋を伸ばそうと反らしたり、肩を引いたりすると、余計後ろに倒れる状態になります。
その状態でモニターを見るためには、無理に下目遣いで目を細めて見るか、もしくは顔と首を前に突出し、モニターの角度に目線を合わせるしかないのですが、
- 目を細めて長時間作業することで目の疲れや視力の低下を促し、
- 顔と首を前に突き出すことで肩こりや頭痛を促してしまいます。
前者の姿勢では、肘がつくほどある程度重心は前に来て骨盤は起きています。
そして日本の女性の中では寝るとき以外に「背中を丸める」という行為は”悪事”のようになってしまっていますが、長時間動きをとらない「休む」姿勢の時に背中を丸めるのは当然のことなのです。
足を曲げて「座っている」時点で、体は半分丸まっているのです。
重要なのは
≪背中を丸めない≫
ことではなく
≪重心を後ろに倒さない≫
事なのです。
そして重心が前に倒れたとき、
どこかで支える、
ここでは「頬杖」と大げさに書きましたが、
倒れた重心をフォローする支えが来るのもまた当然のことなのです。
小さいころに習った字を”書くための正しい姿勢”では肘は机についていますよね?
面接などで座る際の見本の姿勢では、男性も女性も手は足の上で支えていますよね?
食事の姿勢ではそうではありませんが、食事中はじっとしないで動いている、「活動中」なのです。
みなさん、一度仕事中の姿勢を見直して、仕事の相棒であるパソコンと少しずつ和解を試みてみてください。
どうぞ皆さんが生きがいのあるビジネスライフを送られますように。
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